感情を取り戻す旅路

はいさい☆
SHY RYT200の8期のGUCCIです。

ボクは長く感情を取り戻す旅をしています。
そう、もう9年。

というのも、2012年に激務とどうにもならない巨大組織への葛藤でうつ病を発症し、
そこからこの精神の深淵と向き合い続けてきました。

うつ状態になると、
不安や悲しみ以外のすべての感情が死滅したようでした。
世の中をみるすべての物差しは不安であり、
すべてが不安と「つながり」、
何を見ても不安でしか解釈できませんでした。

「楽しさ」「喜び」
そうした感情があることを頭ではわかっていても、
それは歴史の教科書に書かれた出来事のように遠い存在でした。

どうやら人類には、「楽しさ」という感情があったらしい
という程度の。

そこから長い旅を経て、
いまRYT200に挑戦しています。

SHYのRYTでとても大事にするのは、
ハートのバイブレーションです。
直観的に陽子先生に惹かれてSHYでRYTを受けることにしましたが、
ボクの直観は自分に必要なものをきちんと見分けていたのだと思います。

ハートを開くこと、
ハートと向き合うこと、
ハートでつながること、
ハートのバイブレーションを広げること。

SHYで大切にすることは、
ボクがうつ病で見失ったものであり、
人生を豊かにするためには欠かせないものです。

ハートがない人生のなんとモノクロなことか。
ハートで感じない喜びは情報であり、
「いまこの言葉を言われたけどあいつの方がいいことを言われた」
というように、情報量の厚みで優劣をつけ、
永久的な枯渇状態に陥ります。

いまこの瞬間をハートで楽しむ回路、
これがスムーズに起動することで、
人生は輝きを増していきます。

ビーチヨガをシチュエーションに設定した最初のテストで
先生から「感覚・五感を大事にしてもっと微細に表現してほしい」
とフィードバックをいただき、
まさにそれです!と思いました。

それを取り戻すために、
ボクは14年働いた東京都庁を退職し、
五感が豊かな土地である沖縄に移住したのです。

東京の人の多さやスピード感、情報量は、
良い面もありますが、ボクには不感症にならなければ耐えられない面もありました。

このまま不感で情報の海で情報を追うことにきゅうきゅうとして人生を過ごすか。

ボクは、感覚・感情を大切に生きたいと、
東京都庁という立場を手放す選択したのです。
東京都庁では、多くのことを学びました。
会議の仕方、調整の仕方、資料の作り方、社内政治のサバイバル法などなど。
いまの仕事でも大いに生きています。
でも、ボクが大事にしたいものを大事にできる選択はどちらだろうかと。

そして、その地沖縄で選択したのが、SHYのRYTでした。

いま、すべてが、ある方向に収れんしていくようなおもしろさを感じています。

3か月で3回のテストは、
仕事をしながらこなすには困難さを感じることもあります。
そういうときは、いっぱいいっぱいになって、
いただいたフィードバックを消化できずに悩むこともありました。

しかし、メントー、イントラのみなさんはあきらめず付き合ってくれました。
それはハート、愛なのです。
それをうまく受け取れないのは、
ボク自身が愛の視点で世の中をみようとしていないから。

すべてが、宇宙を流れるエネルギーにつながっていくような気がしています。

ポジティブな感覚・感情が消滅してから、
自分の内面と向き合う時間が与えられたことで、
少しずつ、ハートとのつながりを感じることもできてきていると思います。

もちろん、いまも言いようのない孤独や怒りを感じることがないわけではなりません。
「なんでボクがこんな思いをしなきゃいけないんだ!」と。

それでも、物質的には恵まれていても、違和感を抱き続けるような
精神的孤独ではありません。
うつ病の前からボクは精神的孤独でした。
それを思考停止することで生きようとしていたのです。
そのボクに、ハートの存在を気づかせてくれたのは他ならぬうつ病でした。
今ボクは、つながりに目を向けることで、ハートのエネルギーの流れに戻ることができます。

残り1か月。
SHYのRYTで感じたハートのバイブレーションを、
より一層8期のみんなや大事な人にも届けていきたい。
そう思って、今週末も相棒のさとやんとひーと、週末コースにとびきりの笑顔で臨みます。